今年78歳になった母が
健康診断で「胃がんかも」と言われたのが夏。
それから、ピロリ菌の退治をして
一旦は胃がんの疑いが消えましたが、
11月の検査で、胃がんステージ1Aだと言われ・・。
すぐに腹腔鏡手術をすることになりました。
ドキドキと迎えた当日。
胃がんで腹腔鏡施術の時間や当日の様子などお伝えしますね。
胃がん手術腹腔鏡の時間は?
母の胃がんはステージ1A期
手術名は「腹腔鏡下幽門側胃切除術」
手術の説明は次の様になっていました。
大網(横行結直との間の脂肪)も切除します。
腹腔内に管(ドレーン)を挿入しますが、
術後問題なければ、数日で抜去します。
手術時間は、約4時間程度、麻酔などをいれとる5時間程度です。
これを読んだ時に、
まず、胃を3/2も切除してしまうのね・・ってこと。
腹腔鏡は開腹手術と比べて、
早期回復や早期退院、術後の痛みを抑えられると言われています。
その反面、手術時間が長くなる・・と言われているので、
5時間程度は仕方ないな・・というところでした。
実際の呪術の時の様子は?
母の手術開始は、午後1時~でした。
10分前には、手術室の移動するため、
12時半には、手術用のお着替えをするため、
病室に看護婦さんがお着替えのお手伝いにきてくれました。
そして、12時50分に歩いて手術室に移動です。
午前中から、抗生剤?を点滴していたので、
点滴をガラガラ引きながら、手術室到着。
手術室に看護婦さんと母が入る前に、
看護婦さんから
「ここで一度ご挨拶しましょうか?」
と促されて、
私をはじめ立ち会った父や姉が母に
「頑張ってね」と手を握って一言。
少し不安そうな母でしたが、
その小さな背中が手術室に入っていきました。
さて、ここから予定では5時間。
私達は、家族は、待合室で待っていました。
テレビと4人座れるテーブルセット、
ソファもあり快適なお部屋でした。
何かあれば、看護婦さんがここまで呼びにきてくそう。
なので、このお部屋に必ず誰かいるように・・と
言われました。
逆を言えば、何もなければ、ただ5時間待つだけです。
5時間というのは、
全身麻酔をして、手術、麻酔が切れて意識が戻るところまで、
の時間をみているとの事でした。
さて、私達家族は実際どのくらい待ったのかというと・・
午後1時スタートなので、
5時間と言えば、午後6時。
午後6時を過ぎて、まだかなぁ~??とソワソワしていました。
それまで、どなたも呼びにくることはありませんでしたからね。
6時15分に担当の先生が表れて、
「今処置をしていますから、ナースステーションの前で待っていてください」
といわれました。
ほぼ5時間。予定通りに無事手術が終わった知らせでした。
そこから、ナースステーションで待つこと30分以上。
他の先生や看護婦さんが通るたびに、
「ちょっと待ってくださいね、いま準備しています。」
とか
「レントゲンをとれば終わりです」など
一言声をかけて行ってくれました。
途中、ベットに乗せられた母が通り過ぎていきましたが、
それでも、まだ待たされました。
そして、担当医の先生に呼ばれて、
ナースステーション入り口にいくと・・・
切除した胃の2/3を見せてくれて、
がん細胞化の位置など教えてくれました。
さすがに写真をとる気にはなりませんでしたが、
胃が広げられてピンにささっていました。
手の平よりも大きいサイズで、
2/3の大きさを実感したものです。
それからまだまたされて、
次に呼ばれたのは、午後7時頃。
ようやく、術後の母に会えました。
看護婦さんから
「意識もしっかりしていて、手は動かせますよ」との事。
ちなみに、手術後は病室にもどるのではなく、
ナースステーションとなりのお部屋で一晩過ごすとの事。
ベットに横たわって目だけ空けた母がそこにいました。
口には吸引マスクをしているので、
話をできましたが、小さな声。
母が「今何時?もう7時なの?ずーーーと夢を見ていた」
そういって今の自分の状況を理解しようとしているところだったと思います。
私たちは、声を聞けたのと、とりあえず無事手術が終わって一安心。
私は、ベット内の母の手を握りしめました。
始めは、力なく握り返しても来ませんでしたが、
「お母さん、お母さん」って何度か読んだら、
力強く握り返してくれました。
そして、なぜか目から涙が・・・・。
なんでしょう??
母もホットしたのかもしれません。
その後は母は何度も「ありがとう、ありがとう」と言ってました。
胃がん腹腔鏡手術後1日目でトイレに歩ける?
翌日は私は立ち会えませんでしたが、
母翌日からトイレに自分で歩いて言っていたようです。
もちろん看護婦さんの介助つきですけどね。
そして、もう大きな声でおしゃべりできたそうです。
これには父も姉も驚いていました。
私の見た手術前の母は、もう意気消沈元気もなく、
言葉も少なく、端切れもも悪く、
このままもしかしたら「ボケちゃうのではないかしら?」
と思わせるような感じだったです。
それが、一晩開けたら元気におしゃべりしている??
父が「痛みはないのか?」
と聞いたら
「痛いにきまってるじゃないの」とあっけらかんと答えたらしい。
ということは、
手術前の恐怖の方が痛さよりも強かったのでは・・
と思います。
この様子を聞いて一安心。
食べるの大好きな母は、数日何も口にできませんが、
それでも元気な声が聞けて私たちは嬉しくなりました。
胃がん腹腔鏡手術の入院日数は?
母の入院診療計画書には、
推定される入院期間が「~3週間」
と記載されていました。
これは、長くても3週間という意味だと思うのですが、
実際術後を見てみないとわからないって事でしょうね。
私達家族は「3週間は病院にいる」ことを前提に
今後の生活なども考えておきました。
母のお世話に父はほぼ毎日通院するとの事ですが、
その父の生活を支えるために、
一番近くに姉が母以外に父もフォローしなきゃいけない。
私は合間をみて病院に顔をだそう・・そんな感じになりました。
母には、3週間ゆっくり病院で過ごして、
リハビリもして??
帰ってきてほしいな~と思っています。
ですが、術後の生活はまだこれから。
何が起こるか分かりません。
様子をじっくりみて行きたいと思います。
まとめ
母の胃がんの腹腔鏡施術の事がどなたかの参考になればうれしいです。
今後の術後の生活も少しづづお伝えしていきたいと思います。
⇒胃がん手術後の痛みはあるの?食事・トイレはどうしてる?【70代母体験談その②】
⇒胃がんの手術退院はいつ?退院後の生活と食事について【70代母の体験談その③】
⇒胃がん手術退院後の食事の指導は?実際何食べてるの?【70代母の体験談その④】
⇒胃がんの手術のその後は?再発その他の病気の心配が?【70代の母体験談⑤】
⇒胃がん施術退院後の母に甘酒とマヌカハニーをススメてみた!食べる以外の楽しみは?
⇒ピロリ菌感染家族にうつってる?家族に胃がん患者がいる場合に注意する事!!
⇒一人暮らし父の食事や家族のサポートは?父にしてあげられる事とは?
コメント